日南精機株式会社 代表取締役社長 安達祐二(あだち・ゆうじ) 後編
こんにちは。愛知県小牧市に本社を置く日南精機株式会社です。
今回のブログは、前回に引き続き、社内インタビューとして弊社代表取締役社長・安達祐二(あだち・ゆうじ)に行いました。ぜひご覧ください。
お客様との信頼で築いた38年
弊社は今期で38期となりますが、これまで厳しかったという時期は今のところ一度もありません。バブル崩壊もリーマンショックもコロナも経験しましたが、そのような状況でも儲かっている企業はあります。その社会情勢だから数字が悪いと言い訳をするのではなく、何があっても売上が下がらないような体質、儲かるような体質を作ろうとこれまでやってきました。
これらは全てお客様の信用があるからと考えます。特注品の製造を行っていると、何らかのトラブルがついて回りますが、トラブルと見せないように速やかにお客様に相談をし、素早く対応し、お客様に喜んでいただけることを心掛けているので、それが良かったのかもしれません。
私は、仕事の中でお客様の信頼を得ることが一番という考えを大事にしています。しかし信頼といっても、簡単に得られるものではありません。技術がなければ信頼はないと思っているので、長い年月をかけたうえで、これからもお客様に喜んでいただける技術力と品質の提供が必要だと思っています。
社員の成長のために
「総員参加でやりましょう」の精神を弊社ではもっているので、社員教育に対しても投資をしています。コロナ禍で、ここ2年ほど社員研修はできておりませんが、年に一度期末時には社員全員を集めて今期の反省と来期の目標を1人につき20分、社員全員の前で発表するという機会を設けています。目標を口にすることで有言実行に向けて、スケジュールや計画がきちんと立てられるように、社員の意識が変わっていくと思います。
技術力を得るために展示会等に参加するときは、自分の中にテーマを持つことが大事ですし、今はWEBで検索すると様々なセミナーもありますので、社員の中には自らセミナーを受講する者もいます。誰かが展示会や教育訓練、セミナー等に行く場合は、できる限り参加する人が社員に対して資料を提出し、興味のある人間にその人が先生となって教えることも大事だと考えます。自分が学んできたことを誰かに教えたり、伝えたりすることで自分もスキルアップします。
総員参加の精神で
今後日南精機に入社してほしい人財としては、『自分の考えを持って、意見を常に上司に提案できる人』を望んでいます。私は社員一人ひとりに「自分自身が社長であり、経営者だと思って仕事に当たってほしい」と常に言っています。上司に対して媚びるのではなく、自分が正しいと思った意見は、例え怒られても提案していただきたいと考えます。
弊社の強みは、総員参加の精神で、何事も皆で事に当たるということです。何かトラブル等に直面しても、決してそれを一人で抱えるのではなく、それなりのスキルをもった経験者がいることで素早く対応し、お客様に喜んでいただくと同時に社員が成長できます。お互いがWinWinになる機会が、日南精機にはあるのではないでしょうか。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。 次回のブログも、ぜひお楽しみに。