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日南精機株式会社をより深く知っていただくために様々な特集を組んでいます。

日南精機株式会社 取締役 矢野敦志(やの・あつし)

こんにちは。愛知県小牧市に本社を置く日南精機株式会社です。

今回のブログは、社内インタビューとして弊社取締役・矢野敦志(やの・あつし)に行いました。矢野が考える今後の弊社での取り組みや熱い思いを、ぜひご覧ください。


日南精機を、これからどう変えていくのか?

日南精機としては、今後若手社員の皆さんが働きやすい環境を社内の組織として、しっかりと構築していきたいと思っています。我が社はベテランの社員が多くいます。今まで経験してきた知識や技術などを、いかに若手社員たちに継承していけるのかを企業レベルとして考え、新たに『技術営業』を立ち上げました。

これまで弊社では、担当営業によって技術品質が異なるという問題点があり、それによって、取れる仕事もあれば取れない仕事がありました。社員個人レベルではなく、日南精機という企業レベルで提案できるような形をとっていきたいと考えています。

そのために作れたのが『技術営業』です。常に特注品を製造する弊社にとって、新しい案件1つ取ってくることでもかなりレベルが高いものになります。企業としてお客様にとって満足度の高い仕様を提案できるようにするには、今までの経験値があるベテラン社員の組織を作り、そんな社員になれるように若手社員が目指していくといった、技術の継承と若手の育成がスムーズにできる体制が必要だと思っています。

一点ものの製品を作る醍醐味

以前のことですが、「自分の知識を新人に伝えるのに5年かかる」と話をしたことがあります。すると取引先の方に「それは、あなたの基準でしょ」と言われました。確かに同じ知識を伝えるのに、3年でできる人だっているかもしれませんし、相手のやる気次第では1年で済むかもしれません。長くかかる場合もありますが、おそらく長くかかる人はその業務に向いてないと思います。今、弊社で求めている人材としては、いかにやる気になって短い期間で技術を覚えようとするかどうかだと考えていますし、その企業体質が大事だと思います。

また、私は取締役に就任する前にプログラマーをやっていました。仕事を受注し、プログラムを作り、お客様の元に納品をするという業務でした。弊社では同じ製品を作ることはありません。自分が提案をし、目の前でモノが作られ、製品の良し悪しを判断してお客様に貢献しています。それを肌身に感じられる仕事だと思い、自分の中で楽しい瞬間だと感じました。

働くうえでの面白さを感じてもらいたい

「これって矢野さんが作ったプログラムだよね」「これは日南精機さんが作った製品だよね」と言ってもらえるような製品ができたときは、すごく面白味を感じます。楽しいと思えないと仕事は身につかないと考えていますので、この面白味を若い人たちにも感じていただきたいです。そういった経験が弊社ではできると思っています。

今後弊社としては、日南精機でできるオリジナルや、日南精機ブランド・モデルといった、多くの経験から見出した海外進出を含めたグローバル展開も検討しています。そのためには、「社内での技術レベルを上げ、それを継承できる」という『日南精機モデル』というものを社内全体で身に着けていきたいです。


最後までご覧いただき、ありがとうございました。次回のブログも、ぜひお楽しみに。

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